『血液博士』とは
- 『血液博士』とは、健康診断などで取得した血液検査結果を、画像やファイルでアップロードすると、分子栄養学(※)など様々な栄養療法と症例経験に基づいた健康アドバイスを自動的に判定し、返却されるサービスです。
- 分子栄養学とは、栄養素-適切な食事やサプリメント・点滴、糖質コントロール-を用いて、わたしたちの身体を構成する約60兆個の細胞のはたらきを向上させて、様々な病気を治す療法です。(https://www.orthomolecular.jp/)
- ユーザーは無料で利用できます。
監修医師
Profile
東京医科歯科大学医学部付属病院勤務後、内分泌代謝内科医として総合病院にて勤務。
その後、都内のクリニックにて予防医学の普及と治療に従事。
現在は都内を中心に予防医学を専門とするクリニックにて診療を行なっている。
日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本内科学会、日本抗加齢学会に所属。 日本内科学会認定内科医、日本医師会認定産業医、抗加齢医学会専門医。Infix社顧問。
『血液博士』開発への思い
21世紀に入り、科学の発達とともに革命的に医学も進歩し、様々な病態が解明されてきました。
糖尿病には血糖降下薬を、心筋梗塞にはステント留置術を、といったいったように病態に合わせ薬や治療法が確立してきています。
一方で、解決できていない問題があります。それは疲労感や、モチベーションの低下、不眠といった生体内の多くの因子が関わることでおこる症状です。
私は中学生の頃から両親に言われサプリメントを摂取してきましたが、臨床に役立つとは考えていませんでした。
しかし、実際に栄養療法で症状が良くなる方を多くみて、もっと普及させたいと考えるようになりました。
今回のこのサービスでは非常に手軽に栄養分析を行えます。そうすることで、ご自身で、必要なで栄養素を発見できますし、そのような悩みや症状を改善するのに役立てられると考えています。
『血液博士』画面イメージ
栄養療法の歴史と安全性
本サービスの中核を成しているのは、分子栄養学(オーソモレキュラー栄養学)です。
「オーソモレキュラー」の語源は、「分子(Molecule)を整える(Ortho)」に由来し、その命名者はライナス・ポーリング博士(二度のノーベル賞受賞、1901-1994、初出は1968年「サイエンス」誌「orthomolecular psychiatry(分子矯正精神医学)」)です。
我が国では、2000年代後半以降飛躍的に広がり、現在では全国の医科医療機関(10万医療機関)の3.6%に相当する施設(約3,600医療機関)でこの療法は導入されています。(2021年4月時点
今後の展開について
- 検診センターとの連携、血液検査結果へのQRコードの埋め込み
- OCRの強化による、リアルタイム読み取り機能
- 蓄積した血液検査データを元にした、ビックデータ解析および健康増進サービスの展開
- 健康経営、SDGs(3すべての人に健康と福祉を 8働きがいも経済成長も)への貢献
- 医療費削減、病院経営の収支改善への貢献